資金繰りのピンチで分かる自社の強みが不明である事

資金繰りの大ピンチの相談はギリギリになりがち

「早く言ってよー」という名刺管理アプリのCMがあります。

資金繰りが大ピンチである事は分かっていても、実際相談するのは危険水準を超えてする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私がご相談を受けた場合、銀行から借りられるような状態であれば、まだ良いです。

借りてもすぐにピンチになるような時は、根本的な部分に踏み込まないといけません。

実は強みが分からない

実際に私が根本的な問題に踏み込む際に質問している事を書きます。

  • 時間の使い方
  • 顧客層
  • 顧客が集まる理由(商品そのもの、その周り)
  • 競合商品
  • 競合が提案している内容
  • 売れる在庫の確認
  • IT周りの状況(Google Analytics, EC, SNSなど)

コトが強い企業に限って、モノで勝負している事がやはり多いです。

コトの説明は会って話して雰囲気で理解されていたけれど、今は難しくなっています。会って話していないのに、売り方がオンラインに変更されただけという事もよくあります。

そうすると何で価値があるのか、素人には分からないモノが沢山あります。

事例

以前、お手伝いした企業は、人材が非常に素晴らしい企業でした。それでも自社にとっては当たり前のことになっていました。

業界を見渡してみると、そんな事はなく、人柄が依頼する側の懸念でした。

安心感に需要があったのです。

  • 働いている人々が外から見えるようにする
  • 照明を明るくする
  • レイアウト変更
  • モノはおまけで、心がけている具体的な事をパンフレットで強調する

このような感じに変更して頂いた所、徐々にではありますが回復していきました。

実際に現在ご相談頂いている件も自社の価値と伝えている事が違っているので、そこを修正して頂いています。

第三者の視点が必要

当たり前になっている素晴らしい事が、当たり前ではなかったりします。

業界の中では当たり前なのかもしれませんが、顧客の事前知識によっては、当たり前でない事もあります。

これは第三者の目がないと検討を飛ばしてしまう可能性があります。

「早く言ってよー」となる前から、状況を整理できるのがベストです。

しかし、症状を自覚してやっと気を付けるのが人間です。

元気でも、病気でも気になったなら行動に移す。まずはこれが第一歩です。

何から手を付けて良いか不明な方も多くいらっしゃいます。

財務・税務にだけでなく、組織面・営業面・ITなども含めてご相談ください。

その後、必要に応じてマーケティングその他の高コストな専門家に相談しても良いと思います。

行動の第一歩としてお問い合わせお待ちしております!

ご相談は経営革新等支援機関である藤原淳税理士事務所までこちらからお願い致します。

神奈川県平塚市に事務所はございますが、厚木市、秦野市、伊勢原市など周辺エリアはもちろんzoomで全国からご相談頂くことも可能です。